茨城県近辺を震源とする地震が増えています。
瓦屋根は地震で崩れ易く耐震工法で補強すると安心です。
また、地震による家屋の倒壊を防ぐ目的での屋根軽量化も一つの方法です。
瓦屋根・スレート屋根は台風被害を受け易く、剥がれて飛んだり、屋根材の落下も増えています。
老朽化した屋根は雨漏りの原因にもなりますが、そのままにしておくと軽量のトタン屋根なども地震・台風被害を受けることがあるため屋根診断しておくと安心です。
瓦屋根、棟瓦の地震対策
1:瓦屋根、地震で一番影響を受けるのは棟部です。
この瓦屋根も本体の桟瓦は以上ありませんでしたが、のし瓦が崩れ棟が曲がっていました。
のし瓦の上に冠瓦が取り付けられた一般的な構成になっていますが、これが地震で崩れる原因。
地震対策としては、棟が崩れないよう耐震棟にすることです。
一度棟部を全て取り外して補強金具を取り付け→樹脂タルキを取り付け→のし瓦を使わず冠瓦だけすることで地震による被害を大幅に減らすことが出来ます。
2:しっくい修理のついでに棟補強。
この瓦は、のし瓦を使わず冠瓦だけで構成されており地震による影響を受けにくい構造でした。
漆喰の劣化を修理するついでに棟に補強金具を取り付け既存の冠瓦(7寸丸)を再利用しました。
1階の瓦は、屋根から壁へと続く雨押え部に広い隙間があり鳥が巣を作っていましたが、雨水が入り易い構造でもあったので瓦と雨押えの隙間に埋める工事をしました。
瓦屋根、軽量化による地震対策
1:屋根は傷んでいなけどガルバリウム鋼板に葺き替えたいとのご希望でした。
左と右では何も変わっていないようにみえるかもしれませんが、材質がセメント瓦からガルバリウム鋼板に変わっています。
瓦から葺き替えても何の違和感も感じませんよね。屋根の重さは1/8にまで軽量化されました。
古い瓦を剥がして野地板を増し張りしてから防水シートの改質アスファルトルーフィングを張ってから屋根の表面に自然石粒が付いた30年保証エコグラーニを使用。
役物も板金ではなく同質タイプを使ったので余計に違和感を感じにくくなっています。
2:どうすれば良いか提案して欲しい。
屋根も重さが気になるがどうすれば良いか分からないが、なるべく費用を抑えたいとのご希望でガルバリウム鋼板に葺き替え。
既存瓦を撤去してから構造用合板を増し張りしてゴムアスルーフィングを張り、断熱材無しのMSタフルーフを施工しました。
雨漏りによる葺き替え
セメント瓦が雨漏り、ガルバリウム鋼板に葺き替えたい。
雨漏りしていた30年以上経つセメント瓦、屋根を見にお伺いすると瓦が浮き上がり横から雨が入り込む状態。
瓦を剥がしてみると防水シートが劣化してボロボロに破けていました。
瓦を撤去してみると数か所に雨漏りの跡がありましたが腐っていなかったので野地板を増し張りして防水シートを施工。
屋根は二段屋根になっていて、それぞれ屋根勾配が違うため、通常勾配部分には横葺き、緩い勾配の下段には縦葺きのガルバリウム鋼板というように2種類の屋根材を使い分けて施工しました。
台風・強風対策
強風で剥がれたスレート屋根(カラーベストコロニアル)
スレート屋根は、台風や強風で屋根頂上部の棟包み(金属部分)が剥がれる被害が続出する屋根です。
棟包みが剥がれる原因は、棟包み内部に取り付けられた笠木が腐ってしまうからですが、家が建ってから15年前後で発生するようになります。
棟包みが強風で飛び敷地内に落ちるだけなら良いのですが、軽い材質のため近くの家の車やカーポートを壊すこともあり、人にあってしまう危険性もあるため早めの対策が必要になります。
こちらの屋根は棟包みが飛んだだけでなく屋根材本体も一部飛んでいました。
屋根材はアスベストを含むタイプで年数も経過しているため屋根を葺き替えることに。
屋根材はスーパーガルテクト、マグネシウムが入ったガルバリウム鋼板で普通のガルバリウムより腐りにくくなっているタイプにしました。
茨城県での屋根業者選びについて
地震対策、台風・強風対策で屋根をガルバリウム鋼板へ葺き替えるお客様が増えています。
ですが対策完了後に雨漏りで悩まされるお客様が増えていることはあまり知られていません。
その理由は、ガルバリウム鋼板が流行っているからという専門ではない業者が安易に手を出している屋根材だからなのです。
ネットで大きく宣伝している業者でさえ屋根材メーカーの施工仕様書に沿った工事をしていないことも実は多いのです。
屋根無料見積.comでは、確かな技術を一人でも多くのお客様へお届けするため、メーカーの施工仕様に沿った工事をする業者が全国から集まり構成された組織により運営されています。
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