上の写真は、堺市担当の屋根専門業者による兵庫県の工事例です。
入母屋形状の土葺き瓦屋根で工事に多額の費用が掛かり、ガルバリウム鋼板の屋根に葺き替える工事も難しい。
「失敗したくないので腕の良い業者さんに頼みたい」とのご希望でした。
大坂周辺では以前起きた地震の影響で重い瓦屋根からガルバリウム鋼板など軽量の金属屋根(板金屋根)に葺き替える家が増えました。
しかし、ガルバリウム鋼板など軽量の屋根に葺き替えて安心していたのも束の間、その後の台風で屋根が剥がれたり雨漏りした家も増えていたのです。
その原因は、きちんと工事されていなかったからですが、ガルバリウム鋼板屋根は現在主流の屋根材になった事で専門外の業者が多く参入しているので注意が必要な屋根材になっています。
ここでは、堺市でのガルバリウム鋼板屋根の施工例を元に注意すべきポイントを説明します。
1:堺市での瓦屋根葺き替え事例。
1-1:セメント瓦からガルバリウム鋼板へ
堺市は海に近く塩害も気になる地域です。
こちらのお客様は他社で工事契約していましたが、詳しい説明をしてくれなかったことに不満を感じ契約を破棄してご依頼頂きました。
1-1-1:葺き替え工事の手順
セメント瓦は屋根塗装されていましたが剥がれてきたのと地震に備えて屋根を軽くしたいとの葺き替え依頼でした。
葺き替えの手順としては、既存の瓦を撤去して廃棄。
古い野地板の上に構造用合板を重ね張り。構造用合板を張る事で地震による捻じれが軽減されます。
構造用合板の上に防水シート(ルーフィング)を貼ってからガルバリウム鋼板屋根のスーパーガルテクトを施工。
スーパーガルテクトはガルバリウム鋼板にマグネシウムを添加したSGL鋼板になっており、通常のガルバリウム鋼板よりサビ難くなっているので塩害が気になる地域に最適な屋根材です。
一番重要な事は、屋根本体から雨漏りしても防水シートがあるから雨漏りしないと考えるのではなく、ガルバリウム鋼板屋根自体の工事で防水シートに雨漏りさせない工事をする事です。
この考えが、ガルバリウム鋼板の専門業者とそれ以外の業者との違いですが、屋根材本体の工事で雨漏りしないようにするためには専門技術やノウハウが必要です。
1-2:日本瓦からKMEWのルーガ雅へ
「瓦から葺き替えても違和感を感じない屋根にしたい」とのご希望でした。
ルーガには和風タイプの雅と洋風にも合う鉄平の2タイプあります。
今回葺き替えたのは和風タイプの樹脂繊維混入軽量セメント瓦の雅。
今までは土葺き瓦屋根だったので屋根が重く家に負担を掛けていましたが、ルーガ雅に葺き替えたことで屋根の重さは1/3近くにまで軽量化されました。
2:堺市でのスレート屋根カバー工法事例。
雨漏りしたスレート屋根、修理するよりカバー工法した方が維持費が安いから。
屋根が雨漏りしたと伝えたら棟板金を修理して屋根塗装すれば直ると言われたけど塗装を繰り返すと雨漏りし易くなると聞いた。
過去に塗装した事もあり築年数も経っているので塗装するより屋根を直した方がトータルコストを抑えられるのではいか?と考えたお客様からの依頼例。
屋根全体は塗装で汚く汚れた状態でしたが下地が傷んでいなかったのでガルバリウム鋼板でカバー工法(重ね葺き)させて頂きました。
3:堺市と隣接地域の屋根工事例。
堺市と隣接する地域の屋根工事も堺市担当の屋根専門業者が担当します。
3-1:大阪市のスレート屋根工事例
「台風でスレート屋根の棟板金が飛び、雨が染み込んでいると言われたが見積額が高額だった」という事例。
スーパーガルテクトで屋根カバー工法。
3-2:羽曳野市の瓦屋根工事例
地震による被害軽減のための屋根軽量化工事、瓦屋根をガルバリウム鋼板へ葺き替え。
野地板に空気層を作り縦葺きのスタンビーへ。
3-3:富田林市の瓦屋根工事例
建設業をしていたお客様からの依頼、瓦屋根の地震対策。
ガルバリウム鋼板のスーパーガルテクトへ屋根葺き替え。
3-4:河内長野市の屋根工事例
「セキスイかわらUが傷んだと言ったら塗装屋は塗装してもだめだと言われた」
「知り合いの工務店に話したら、屋根無料見積.comに電話した方が良いと電話番号を教えてくれた」
瓦屋根から葺き替えた「かわらU」をスーパーガルテクトへ葺き替え。
3-5:和泉市の屋根工事例
「できればU瓦を撤去して適切なものを重ね葺きにしてほしい。軽量、遮熱、防水タイプを希望します」とのご依頼でした。
こちらのかわらUは、スレート屋根(カラーベスト)の上に重ね葺きされていて、野地板に問題が無かったためお客様のご希望どおり、かわらUのみ剥がしてスーパーガルテクトで再カバー工法させて頂きました。
堺市及び近隣地区にお住まいのお客様へ
ガルバリウム鋼板への葺き替え・カバー工法では、工事後の雨漏りトラブルが多く起きています。
施工トラブルが起こる原因は、屋根材メーカーの施工規準を守って工事している業者が少ないからです。
ガルバリウム鋼板屋根の工事には、専門ノウハウと高い施工技術が必要です。