コロニアル屋根が傷んでいるけど築年数が経っているのでお金を掛けずに葺き替える方法はないか?と建設会社から電話頂きました。
対象物件は建設会社の社員寮でしたが、コロニアルを葺き替えるには問題がありました。
屋根勾配の問題。
コロニアル屋根を何に葺き替えるのか?
同じコロニアルにするのか? ガルバリウムにするのか? 何に葺き替え出来るかは、屋根勾配が関係します。
屋根勾配の問題
どちらの屋根にしても3寸以上の勾配が必要ですが、勾配を調べてみると1.5寸勾配しかありません。
この時点で施工可能な屋根はトタン屋根に限定されました。
(今回のように屋根勾配が緩いのに施工してはダメな屋根材を勧める業者がいますが雨漏りするのでご注意ください)
予算の問題
コロニアル屋根の葺き替えには、コロニアルの撤去と廃棄、下地工事も必要なので、カバー工法と比べ1.5倍以上の費用になります。
お金を掛けずに葺き替えたいとのご希望で工事方法はカバー工法に決定。
傷んだ棟包みと腐った棟内部の笠木を取り外し、コロニアルの上に下地合板を被せて補強することになりました。
仕事がらコンクリート型枠用塗装合板は大量にあるということで構造用合板の代わりに使えたので費用を大幅に抑えることができました。
1階の屋根にも耐水性に優れる塗装合板を重ね張りして防水シートを貼り、その上に垂木を取り付けて瓦棒葺きのトタン屋根を施工して完成です。
当サイトでは建築関連業者さんから下請け工事としての依頼は一切お受けしていませんが、今回のように建設会社さんが所有する物件の工事依頼などはお受けしています。
大手建設会社の工場屋根、リフォーム会社社長さんの自宅屋根工事依頼など、建設・建築会社も認める専門サイトで公共工事やゼンコン工事も行う専門業者も対応可能です。