瓦屋根の雨漏りによる葺き替えと屋根軽量化工事(足立区)
瓦が傷み雨漏りしたので業者に見てもらったら屋根葺き替えの提案をされ見積書を持ってきたそうです。
この金額は妥当なのか分からないので、お宅でも見積して欲しいとのご依頼でした。
書かれていた内容を見ると、各項目が相場より高くなっていました。
後日、当サイトの担当業者が測った屋根面積と比べてみると、見積書に書かれた面積は実際よりかなり広く計算されていました。
瓦屋根の痛み
瓦屋根の症状は、
①冠瓦と鬼瓦が大きくズレて落下する可能性がある。
②袖瓦がズレたり割れて落下しそうになっている。
③漆喰・葺き土が流れて、のし瓦が落下しそうになっている。
その他にも桟瓦(瓦本体)は、縦方向の流れが狂って落ちそうなっている瓦があるなど酷く傷んでいました。
これだけ屋根が傷んでいれば雨漏りしない方がおかしい位ですが、瓦が落下してお客様自身や隣家へ被害を与える可能性もあるので同じような症状が見られる場合は出来るだけ早く何らかの対策をされることをお勧めします。
下地工事
古い瓦を全て撤去してみると下地には杉板が使われていて隙間だらけでした。
杉板の上に構造用合板を重ね張りしましたが、これにより屋根の強度を高めることができ地震対策として有効です。
屋根の軽量化
新しい屋根は、ガルバリウム鋼板の横暖ルーフ。
屋根材の裏側に断熱材が付いたタイプで、瓦屋根から葺き替えても雨音を感じない遮音性、夏の暑さを感じない断熱性に優れています。
瓦からガルバリウム鋼板屋根に葺き替えたことで屋根本体の重さが約1/10へと軽量化されました。
屋根を軽量化することで建物の躯体に掛かる負担を軽減でき、重心が低くなるため地震による横揺れを減らす事ができるため家の倒壊リスクを大幅に軽減できます。